現在の業務内容について
東山や嵯峨嵐山といった風致地区内で,新しく建てられる建築物のデザインなどを条例に基づいて審査する業務に携わっています。個人住宅やホテルなど,年間150件以上の案件を審査しており,審査では定量的な基準と「周辺の土地の風致と著しく不調和でないこと」という定性的な基準の両面から判断します。設計者の「こうしたい」という意向がある中で,対話を繰り返し,時には有識者の意見も踏まえてこれからの京都の景観にとってベストな判断をしなければなりません。そのため一つ一つの審査に大きな責任を感じていますが,その分やりがいも大きな仕事です。休日に歩いていると自分が許可を出した建築物に出会うことがあり,歴史ある京都のまちなみに対して責任のある仕事だと気が引き締まります。
オフタイムの過ごし方
暖かい季節の休日は鴨川や京都御苑,植物園など自然が豊富な場所で,家族でくつろいでいます。子育て中なので日頃はなるべく早く帰宅するようにして,育児や家事を積極的に行っています。