一般技術職(土木)<先行実施枠>

所属

上下水道局 水道部 疏水事務所

これまでの経歴

令和3年4月入庁
令和3年4月~現在:上下水道局 水道部 疏水事務所

ある1日の流れ

時間 仕事
8:30 出勤、ミーティング、メール確認、本日のタスクの確認
9:00 琵琶湖疏水取水量調整・水位確認、疏水路監視カメラ確認
10:00 定期点検(水路閣の動態観測)
12:00 昼休み
13:00 請負業者との打合せ(進捗管理・作業指示等)
14:30 来年度業務(緑地維持管理等)の計画・設計
17:00 メール確認、翌日のタスク確認
17:15 退庁

仕事内容は?

 疏水事務所では、京都市民の水道用原水である琵琶湖の水を、浄水場まで運ぶ琵琶湖疏水に係る維持管理業務を担っており、琵琶湖疏水の取水量調整、大雨や台風等の災害対応等の共通業務があります。
 担当業務としては、疏水沿線の景観保持を目的とした緑地維持管理業務の設計・監督や、南禅寺にある水路閣の定期点検等を担当しています。

就職先として京都市を選んだ理由は?

 前職(上下水道事業のコンサルタント)で、自治体が抱える様々な課題に触れることで、次第に出身地である京都の力になりたいと考えるようになりました。しかし働きながら公務員試験を勉強するには時間がないなと思っていたところ、<土木先行実施枠>という試験方法(基礎能力検査、専門性確認シート、面接)を見つけました。大学時代の研究内容や、当時の仕事内容について述べることで合格できると考え、京都市への転職を決意しました。

職場の雰囲気は?

 疏水事務所は管理係・施設係・設備係の3係で、約30kmの疏水沿線に係る用地・施設・設備を維持管理しているため、日々の情報共有が必要です。疏水沿線で課題が発見されたときには、技術継承の観点から、ベテラン職員の知見をお借りしながら、若手のアイデアを優先させようという雰囲気があるので、成長できる職場だと感じています。

仕事のやりがいはどんなこと?

 琵琶湖疏水は、蹴上のインクラインや哲学の道、琵琶湖疏水船等、観光資源としても注目されていることから、疏水沿線にある桜や紅葉の樹木手入れを行っています。近隣住民や観光客の方々から長く親しまれるよう、将来を見据えて剪定や樹木の植替え等を検討することは、非常に面白くやりがいを感じています。

仕事の中で気を付けていることは?

 琵琶湖疏水は比叡山付近で雨が降ると大量の雨水が流入し、浸水害を引き起こす恐れがあるため、ゲート操作を行い排水することで、未然に浸水害を防いでいます。一刻を争う操作になることもあるので、特に降雨期は身を引き締めて対応に当たっています。

ワークライフバランスは?

 疏水事務所では、安全で安定的に水道用原水を供給する必要があるため、24時間体制で疏水施設を監視しています。そのため土日もシフト制で出勤がありますが、その分平日に代休があり、有給休暇も取得しやすい雰囲気があります。

京都市で働く魅力は?

 京都市の歴史ある施設の景観を保持し、効果的な維持管理を行うためには、従来の技術だけでなく新技術等の活用を検討することがあるので、自分達の技術で京都市の景観を守っているということを実感します。また技術研修や他自治体との交流も多いので、様々な技術を知る機会が多く、勉強になっています。