所属は?
保健福祉局 動物愛護センター
これまでの経歴は?
課長補佐(男性)
平成14年4月~平成23年4月:保健福祉局 衛生環境研究所 管理課 食肉検査部門
平成23年5月~平成27年3月:南区役所 保健部 衛生課
平成27年4月~平成31年3月:産業観光局 農林振興室 農業振興整備課
平成31年4月~:保健福祉局 動物愛護センター
ある1日の流れ
時間 | 仕事 |
8:30 | 出勤,メールチェック,決裁の確認 |
9:00 | 収容犬猫の管理 |
12:00 | 昼休み |
13:00 | ドッグラン運営管理 |
15:30 | 野犬調査 |
17:15 | 退庁 |
仕事内容は?
京都動物愛護センターは京都動物愛護憲章のもと,京都市と京都府の府市協調の施設として全国に先駆けて平成27年から運営しています。業務内容は多岐にわたり,収容犬猫の世話や譲渡,動物愛護及び適正飼養の普及啓発事業の実施,犬猫の引取り及び負傷動物や徘徊犬の保護回収,ドッグランの運営管理,動物取扱業の登録及び監視指導,特定動物の飼養保管許可及び監視指導など多くの業務を行っています。
就職先として京都市を選んだ理由は?
出身は中国地方ですが,縁もゆかりも無い京都市を選んだのは,歴史都市京都で働くことに憧れたためです。また親元を離れ自身一人の力で生活したいとの考えもありました。
今では家庭を持ち,第二の故郷である京都市にどっしり根付き,山紫水明の地京都で働ける事に誇りを感じています。
職場の雰囲気は?
(職場の男女比 男性12名 女性3名)
動物を世話する職場なのでほぼ年中無休で運営しています。そのためシフト制での勤務になりますが,職員でフォローしあいながら,和気あいあいとやる場面,厳しくやる場面とメリハリをつけながら業務を行っています。
仕事のやりがいはどんなこと?
近年動物愛護に対する関心が高まっており,当動物愛護センターも多くの方から高い関心をいただくなかで業務を行っています。収容犬猫の治療や避妊去勢手術等の獣医療を行う事ができ,獣医師の力を遺憾なく発揮できる職場だと思います。また子どもや若い世代を中心に,幅広い世代に対して動物愛護に関する普及啓発に関われることにやりがいを感じます。
仕事の中で困難だった出来事は?
動物愛護センターに収容される犬猫はペットショップで売られているような個体は非常に少なく,治療困難な病気を持つもの,寝たきりの老齢犬猫,または野犬など人に対して高い攻撃性を持ったものなど譲渡が困難な動物も多く,時には命の選択をしなければならない悲しい現実もあります。
このような現実のなか少しでも不幸な犬猫が無くなるように,人と動物の共生を目指して日々邁進しています。
ワークライフバランスのためにどんなことを?
シフト制で平日の休みが多いのですが,近くの山に登っては趣味である野生キノコの写真撮影でリフレッシュしています。人員に余裕があるとは言えませんが年休や育休も進んで取得できる環境だと思います。
京都市で働く魅力は?
京都市には動物愛護センターをはじめ,動物園,衛生環境研究所,医療衛生センターなど獣医師としての資格を大いに生かせる職場が沢山あります。またそれぞれの職場では獣医師としての知識や技術を生かせるだけでなく,業務で取り扱う法令を熟知する必要があるため,自身にとっても大変勉強になる事も,京都市で働く魅力の一つだと思います。