所属は?
子ども若者はぐくみ局 児童福祉センター 児童相談所 支援課
これまでの経歴は?
係員(女性)
令和2年4月~:子ども若者はぐくみ局 児童福祉センター 児童相談所 支援課
ある1日の流れ
時間 | 仕事 |
8:30 | 出勤,一日の予定を確認 |
9:00 | 協議,面接準備 |
9:30 | 心理判定,児童面接など |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 保護者面接,プレイセラピー |
15:00 | 書類作成,協議 |
17:15 | 退庁 |
仕事内容は?
不登校や行動上の問題,非行,児童虐待など様々な相談に対応しています。主に,児童の知能検査や心理検査等のアセスメント,児童・保護者との面接,プレイセラピー等の心理的ケアを行っています。心理司に求められるのは心理学の視点やスキルを用いて、個々の児童や家庭にとってもっとも効果的と思われる援助を行うことであり,相談に来られた方が安心して生活できるよう,解決の手がかりを一緒に探していきます。
就職先として京都市を選んだ理由は?
前職では児童の発達相談に携っていました。自身の出産を機に,子どもたちを社会で育てることの大切さに気づき,心理職員として子どもを取り巻く社会にどのように携っていけるかと考えたとき,自身の生まれ育った場所であり,また,我が子がこれから育っていく場所でもある京都市に貢献したいと思いました。
職場の雰囲気は?
(職場の男女比 男性 23名 女性 27名)
他の所属ではなかなかないほど様々な職種で構成されています。それぞれの係もまた役割が違います。各々の強みや見方を活かし,常に連絡や相談をしあいながら,協同して児童や家庭への援助を進めていきます。役職、職種関係なく意見交換を活発に行える職場です。
仕事のやりがいはどんなこと?
児童相談所では始めから子どもや保護者の方と話し合える関係ができていないこともしばしばあります。それでも目の前におられる方の声に耳を傾け,真摯に対応していく中で,ぽつりと語られる言葉や,互いにふと笑いあったとき“つながった”と思える瞬間があります。そのような関係が築けたとき、初めて安心して相談してもらえるようになったのだと感じられます。
仕事の中で困難だった出来事は?
日々の業務で常に意識しておきたいことは,“相手に伝わるように伝える”ことです。相談に来られる方はもちろん,関係機関や所内の職員との間においても,伝えることは簡単なようでいて難しいことです。自分の価値観や前提で話を進めるのではなく,人はそれぞれ違うという大前提に立ち,相手の背景や考えや状況を常に想像しながらコミュニケーションをとることを心がけています。
ワークライフバランスのためにどんなことを?
保育園の送迎があるため,定時での退庁を心がけています。結果的に限られた勤務時間内で効率よく仕事ができるようになったと思います。とは言え,仕事と家事・育児の両立は夫婦で分担していてもやはり毎日必死です。休日はお互いに一人の時間をとるようにして,好きな活動に充てています。
京都市で働く魅力は?
京都市は路地が多く,少し歩くと新旧のいろんなお店を発見できます。仕事で疲れたときなども,帰り道のいつものお店のいつもの店員さんに声をかけてもらうとホッとします。勤務先や通勤経路でお気に入りのお店を見つけておくのも楽しいかもしれません。