免許・資格職(作業療法士)

所属

保健福祉局 地域リハビリテーション推進センター 支援施設課

これまでの経歴

平成20年4月入庁
平成20年4月~平成27年3月:保健福祉局 身体障害者リハビリテーションセンター 訓練科
平成27年4月~現在:保健福祉局 地域リハビリテーション推進センター 支援施設課

ある1日の流れ

時間 仕事
8:30 出勤
夜勤者からの申し送りとスケジュール確認
8:45 プログラム準備・事務作業
通所利用者の登所受け入れ・健康チェック
9:20~11:30 利用者プログラム運営
11:30~12:00 プログラムや生活状況の記録 書類作成
12:00~ 昼休み
13:00~14:45 利用者プログラム運営
14:45~15:00 作業療法室清掃と教材準備 物品整備
15:00~15:30 利用者買い物訓練同行
15:30~16:20 記録
16:20~17:15 利用者支援方針会議
17:15 退庁

※ 作業療法士は夜勤なし

仕事内容は?

 事故や病気で脳に損傷を受けた影響で、高次脳機能障害という症状や体の麻痺のために日常生活や仕事、趣味活動がうまくいかなくなった方の脳や体の機能回復に向けたリハビリテーションを行っています。手足の運動だけでなく調理・掃除といった家事練習をしたり、仕事復帰に向けて今できる仕事を考えたり、工夫の仕方を助言しながら支援をしています。

就職先として京都市を選んだ理由は?

 以前は兵庫県内の病院で勤めていましたが、ライフスタイルが変わり京都市へ引っ越してきました。その時期に作業療法士の募集があり、京都市ではリハビリが世の中にあまり知られていない40年以上前から、リハビリ設備を所有し事業にも力を入れていたことが大きな理由です。

職場の雰囲気は?

 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、心理士、保育士、指導員など専門職が多くその職種も多岐にわたっています。専門的立場で意見を出し合い、相談しながら利用者の支援を進めるため、意見交換は活発で、相談もしやすい職場です。

仕事のやりがいはどんなこと?

 対象者の生活を見て、“今できていること”を詳しく調べて取り組みます。本当に役立つ生活支援につながるよう、どんな課題にも様々な手段や形で応えていくのが作業療法の醍醐味です。出会う人が増えるたびに新しい経験や知識が広がるのも感じられます。

仕事の中で困難だと感じることは?

 リハビリに意欲的でない方にも積極的に関わらなければならないこともあり、うまく進まないことがあります。また、対象者それぞれに必要な支援やリハビリ内容が異なるため、一辺倒な支援方法ではうまくいかないことが多い点は難しさを感じます。

ワークライフバランスは?

 昼休みを利用し職場近隣の菓子店に出向いたり、仕事の後に家族と外食したり、映画を観たりなど、短時間でもうまく息抜きができるよう工夫しています。休日は遠出してリフレッシュしながら、仕事から離れメリハリをつけるよう努めています。  

京都市で働く魅力は?

 生活支援をするうえで必要な福祉施策について幅広く知ることができ、業務に関する相談をできる人が身近に多くいる点は、自分の成長につながり、魅力に感じます。一人一人に合った生き方をサポートできる支援方法を、たくさんの取組の中から見つけていければと考えます。