現在の業務内容について

～いつまでも「現場主義」を忘れずに、人として成長し続けたい～

世界遺産が4件、国宝が58件。世界中から多くの人が訪れる嵐山のような観光名所があれば、西院のような繁華街もあり、さらには京北のように雄大な自然に恵まれ昔ながらの林業が盛んな地域がある・・・私は今、あたかも京都の縮図を思わせる右京区の区長を務めています。仕事におけるモットーは「現場主義」。お祭りや運動会、防災訓練など地域の行事に積極的に足を運ぶことはもちろん、時間があれば22ある学区を回り、住民の皆さんのお話に耳を傾けることを心掛けています。

このように私が現場にこだわるのは、市民の方と関わることで市職員としてどうあるべきかを学び、成長させてもらったからです。若手職員の頃に担当した市民課の窓口業務では「職員にとってはたくさん処理している中の一件かもしれないけど、出生届や婚姻届など、その方にとっては一生の大切な日」ということを忘れず一件一件丁寧に対応し、市民の気持ちに寄り添う応対の在り方を学びました。リハビリテーションセンターでは絶望の淵から社会復帰に向けてリハビリに励む方を支えるスタッフの熱意に打たれ、健康づくりを担当していたときは高齢者や障がいのある方の心身のケアに関わるなど、市民の方々の人生に触れる仕事を通して多くのことを教えられ、人生観を変えられ、人間として成長してきたことをいつまでも忘れないようにしたいと考えています。

高校卒業後に入庁してからこれまでの間に、職場環境は大きく変わりました。私も経験したことですが、以前は育児休業制度もなく、子育てと仕事との両立が大変でしたが、今ではワーク・ライフ・バランスが浸透し、子育てに関する制度も充実し、出産後もキャリアアップを実現している職員がたくさんいます。自分の可能性を試したい、やりがいのある仕事をライフワークにしたいという人はぜひ、京都市で働きましょう。

主な経歴