現在の業務内容について

～広く世界で食される京都発の食肉の安全を守る～

京都市中央卸売市場第二市場に搬入される牛と豚に対し、生体検査から解体後検査まで実施しています。食用に適さないとされる疾病や病変が認められた場合は、微生物検査や病理検査など詳細な検査を実施し、廃棄処分に関する判断を行います。公務員獣医師を目指したのは、学生時代に体得した知識や技術をそのまま仕事にいかせると考えたからです。実際に現場で直面する出来事は、かつて大学の講義で学んだことの延長線上にあることを実感しています。市場で処理される食肉は京都市内や国内のみならず、世界各国に出荷されます。自分の業務がより広い範囲に影響を与えることを自覚し、これからも食肉の安全を守り続けていきたいと思います。