京都ならではの「文化と経済の好循環」を
京都から日本、そして世界へ
京都駅周辺エリアにおける文化芸術を基軸としたまちづくり
京都市では、京都駅周辺を西部・東部・東南部の3つのエリアに分け、それぞれの活性化将来構想に基づき、地域や事業者と一体となって文化芸術を基軸としたまちづくりに取り組んでいます。
西部エリアでは、「多彩な地域資源をつなげ、京都の新しい賑わいを創出するまち」に向け、地域で活動するまちづくり団体の支援等を中心に活性化を進めています。
東部エリアでは、このエリアが「文化芸術都市・京都」の新たなシンボルゾーンとなるよう、京都芸大移転を機に、地域と文化芸術との接点をつくることで、地域に文化芸術を身近に感じてもらえるよう、取り組んでいます。
東南部エリアでは、未活用の市有地にアート集団「チームラボ」等の施設を誘致するなど、若者を中心とした新たな人の流れを生み出すまちづくりを進めています。
今後は、それぞれのエリアの地域特性をいかしたまちづくりを進めるとともに、市有地の有効活用も図りながら文化が経済的価値を生み出し、経済が文化を支え、経済が活性化する京都ならではの「文化と経済の好循環」を京都駅周辺エリアで具現化し、その効果を市域全体、日本、世界に波及していけるよう取り組んでいきます。
総合企画局プロジェクト推進室
プロジェクト第三係長
岩田 有司 Iwata Yuji
平成20年度採用
京都駅周辺エリアを舞台に
かつてない文化芸術の動きを生み出す
京都駅の東部・西部エリアの活性化推進を担当しています。具体的には、京都芸大生やアーティストと地域の方との相互理解を深めるため、作品展示や演奏会を飲食店など地域の身近な場所で開催するほか、広報誌「5TO9」で地域向けに京都駅周辺のカルチャーを発信しています。これらの業務を通して、様々なアーティストや地域の方と知り合いになれただけでもいい経験になったと思います。おそらく現時点で、京都芸大生に知り合いが一番多い職員ではないでしょうか。この数年間で着実に京都駅周辺エリアにおいて、アーティスト・学生・地域・商店街などの間に交流や絆が生まれ、これまでになかった新しい取組が動き出しています。そのきっかけに自分が携わったと思うと、この仕事をして良かったと実感しています。
総合企画局プロジェクト推進室
プロジェクト第四係長
山本 亮太朗 Yamamoto Ryotaro
平成29年度採用
文化芸術によるまちづくりに
様々な立場の人たちと共に取り組む
平成28年度に策定した「京都駅東南部エリア活性化方針」の推進を担当しています。直近では市有地を活用したアート複合施設の整備や、地域の方にアートの魅力を身近に感じていただける機会づくりなど、文化芸術によるまちの活性化に向けた事業を幅広く実施しています。文化芸術とまちづくりという本来別々の部署が担う施策の間で、常にバランス感覚を持ちながら業務を遂行することは大変ではあります。それでも地域の町内会長からアート関係者まで、様々な立場や考えの人たちと話し合い、知恵を絞りながらまちの活性化のために何が必要なのかについて、自分の思いも大切にしながら具体化できるこの仕事に大きな魅力とやりがいを感じています。