免許・資格職(獣医師)

所属

保健福祉局 衛生環境研究所 食肉検査部門

これまでの経歴

令和4年4月入庁
令和4年4月~現在:保健福祉局 衛生環境研究所 食肉検査部門

ある1日の流れ

時間 仕事
8:30 出勤、朝礼、検査の準備
9:00 牛のと畜検査
12:00 昼休み
13:00 豚のと畜検査
15:00 精密検査(微生物検査、病理検査等)
16:30 事務処理、検査用具のメンテナンス等
17:15 退庁

仕事内容は?

 「と畜検査員」として、京都市中央卸売市場第二市場に搬入された牛や豚のと畜検査を行っています。生体の望診や触診、解体後に血液や内臓、枝肉の望診・触診検査などを実施し、異常を認めた場合にはさらに微生物検査や病理検査等を行います。また、と畜解体作業の衛生監視と指導も併せて行い、食肉の安全性確保に努めています。

就職先として京都市を選んだ理由は?

 私は高校生まで京都市で育ちました。一旦京都市を離れて、食文化をはじめたくさんの魅力があるまちだということに改めて気づきました。その文化を守り発展させることに貢献したいと思ったことが、京都市を選んだ理由です。

職場の雰囲気は?

 16名全員が獣医師で構成されている職場です。現場では場内事業者と連携しながら業務を行っています。限られた時間の中で確実な検査を行わなければならないため緊張感もありますが、事務所では和気あいあいと会話をすることも多く、メリハリのある職場です。

仕事のやりがいはどんなこと?

 獣医学分野の様々な知識が必要とされる仕事です。学生時代に学んだ知識を実際に活用できること、また、日々新しい知識や経験を積み重ねていけることにやりがいを感じます。

仕事の中で困難だったことは?

 と畜検査では、1頭ずつ限られた時間内で内臓や枝肉に異常があるかを判断し、必要な処置を行わなければなりません。初めは作業のスピードについていくのに精一杯でしたが、少しずつ経験を積むにつれて体の使い方も分かってきたように思います。

ワークライフバランスは?

 と畜場は水・日曜と祝日が休日です。勤務日は各検査ポジションを全員で分担しているため、ある程度人員を確保する必要がありますが、協力し合って休暇を取得しています。旅行など、自分の時間も確保しやすい環境です。

京都市で働く魅力は?

 京都市の魅力は多彩で独特な文化が根付いていることです。もちろん食文化もその一つ。今の仕事そのものはあまり京都らしいとは言えないかもしれませんが、食の安全を守ることでその魅力を支えることができる仕事だと感じています。